上畳(読み)あげだたみ

精選版 日本国語大辞典 「上畳」の意味・読み・例文・類語

あげ‐だたみ【上畳】

〘名〙
① 畳の上に敷き重ねる畳。貴人居間または寝所の置き畳の上に用いる。あげじょう。御座(ござ)御座畳。〔類聚名物考(1780頃)〕
② 隠れ座敷一つ。畳を上げると、そこから地下を通って別室に行ける構造のもの。
浮世草子好色一代男(1682)四・五「あげ畳(ダタミ)といふ事は、簀子(すのこ)の下へ道を付て、不首尾なればぬけさす也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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