徒者(読み)イタズラモノ

デジタル大辞泉 「徒者」の意味・読み・例文・類語

いたずら‐もの〔いたづら‐〕【徒者】

徒人いたずらびと1」に同じ。
「世に余されたる―」〈平家・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徒者」の意味・読み・例文・類語

かち‐もの【徒者】

〘名〙
① 鎌倉・室町時代に、徒歩行列先導をつとめる小身の武士徒侍
増鏡(1368‐76頃)一六「よろしき女房壺装束などして、かち物どももうちまじれり」
② 馬に乗らないで、徒歩で戦う下級武士。徒武者
甲陽軍鑑(17C初)品三七「歩者(カチモノ)までに、其理究を合点させ」

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