御伽坊主(読み)オトギボウズ

デジタル大辞泉 「御伽坊主」の意味・読み・例文・類語

おとぎ‐ぼうず〔‐バウズ〕【×伽坊主】

通夜のとき、死者枕元で経を読む僧。
御伽衆おとぎしゅう」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「御伽坊主」の意味・読み・例文・類語

おとぎ‐ぼうず‥バウズ【御伽坊主】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 通夜の時、死者の枕元で経を読む坊主通夜僧
  3. 室町以後、大名貴人の夜の話相手をするなど、側近としてお相手をした僧体の人。御伽衆。御咄の法師(ほっし)
    1. [初出の実例]「月待日待のねぶりをさます、おとぎぼうずの膝をいため」(出典:咄本・鹿の巻筆(1686)序)

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