御内儀(読み)ゴナイギ

デジタル大辞泉 「御内儀」の意味・読み・例文・類語

ご‐ないぎ【御内儀】

貴人または相手の妻を敬っていう語。おないぎ。御内室御内証御内方ごないほう

お‐ないぎ【御内儀】

他人の妻を敬っていう語。近世、主に京都町屋の妻に対して使われ始めた。

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精選版 日本国語大辞典 「御内儀」の意味・読み・例文・類語

ご‐ないぎ【御内儀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 ) =ごないしつ(御内室)
    1. [初出の実例]「Gonaigui(ゴナイギ)」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))

お‐ないぎ【御内儀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 町家の妻を敬って呼ぶ語。近世、京都の語。
    1. [初出の実例]「さりながらさやうの事は、御しんるい衆や、お内儀へも御談合なされて」(出典:虎明本狂言・呂蓮(室町末‐近世初))

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