御内証(読み)ゴナイショウ

デジタル大辞泉 「御内証」の意味・読み・例文・類語

ご‐ないしょう【御内証】

お暮らしむき。生活のごようす。「ご内証火の車
御内儀」に同じ。
御亭主はまだか。―は」〈洒・遊子方言
神仏などのおぼしめし。御意志。御心
天道てんたうノ―ニモ背キ参ラレウズ」〈天草本平家・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「御内証」の意味・読み・例文・類語

ご‐ないしょう【御内証】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )
  2. ごないしつ(御内室)
    1. [初出の実例]「仲人口を出し、御内証(ナイシャウ)へよくよく申通じ、此婚礼を調へ」(出典浮世草子武道伝来記(1687)二)
  3. 神仏などの御ぼしめし。御意志。御心。
    1. [初出の実例]「Deus ノ gonaixô(ゴナイショウ) ニ カナイ タマウ ヒト ニテ マシマス」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)一)
  4. 御暮らしむき。御身代。
    1. [初出の実例]「殊に御内証(ごないシャウ)の事世ははり物なれば」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)六)

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