御名代(読み)ミナシロ

デジタル大辞泉 「御名代」の意味・読み・例文・類語

み‐なしろ【御名代】

名代なしろを敬っていう語。
大后石之日売命おおきさきいはのひめのみことの―とて、葛城郡を定め」〈・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御名代」の意味・読み・例文・類語

み‐なしろ【御名代】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 ) 令制前、王族管理の部民特定地域の居住民に、王族の名や、その居所にちなんだ名を冠したもの。それらは伴造に統轄されて上番し、あるいは物品を貢献した。孔王部刑部(おさかべ)、藤原部など。なしろ
    1. [初出の実例]「此の天皇の御世に、大后石之日売命の御名代(みなしろ)と為て、葛城部を定め」(出典古事記(712)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android