日本歴史地名大系 「御堂垣外村」の解説
御堂垣外村
みどうがいとむら
藤沢川は源の一は
「吾妻鏡」の文治二年(一一八六)一一月八日の条にみえる諏訪大明神領の藤沢はこの地で、神役を怠って源頼朝の勘気を被った藤沢余一盛景はこの地に住んでいたと考えられる。「長野県町村誌」の藤沢村の「藤沢の古城址」の項に「本村の北方にあり、字蛇山と云。高さ凡五十丈余、頂上に東西二十五間、南北三十間の平地あり。元暦文治の年間藤沢余一盛景、諏訪の社領に属し爰に住す」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報