御宿神(読み)ごしゆくじん

日本歴史地名大系 「御宿神」の解説

御宿神
ごしゆくじん

[現在地名]嘉島町下六嘉

旧道の東に南面して建つ。祭神は四松大明神。「一統志」に「護宿神」と記す。伝承では、後醍醐天皇の臣四松式部という公家が遠流されこの地で死去したので四松大明神として祀ったと伝え、今日の藤瀬家はその子孫であるという。木造の男女神像一対が祀られている。境内の西に東面して、高さ一九五センチ・幅一二五センチの弥陀三尊の種子を刻した板碑があり、永禄八年(一五六五)の銘がある。

なお「一統志」に記す「歳神 地蔵塩井川」は、御宿神の南東六〇メートルに「歳神」と称する男女神像があり、また付近の人家にかつて「しゅえど」(塩井戸)とよぶ井戸があったと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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