嘉島町(読み)かしままち

日本歴史地名大系 「嘉島町」の解説

嘉島町
かしままち

面積:一六・八〇平方キロ

上益城郡の西部、熊本平野の南縁にあり、北は加勢かせ川を境として熊本市、南は緑川を境として下益城郡城南じようなん町、御船みふね川を境として御船町と接する。町内の集落域は飯田いいだ(四三一・二メートル)から西に延びる台地上に立地する北甘木きたあまぎを除き、沖積平野の微高地上に位置する。御船川は今日では町の南域を御船台地に沿って東西に貫流するが、かつては上六嘉かみろつか南端の地点からなまずと下六嘉の中間域へと北流していたのを、その延長上に熊本城が位置するため、加藤清正土手を築き、御船川を東流させ緑川と合流せしめたという(藤公遺業記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嘉島町」の意味・わかりやすい解説

嘉島〔町〕
かしま

熊本県中部熊本平野の中部にあり,熊本市の南東に接する町。 1955年六嘉 (ろくか) 村と大島村が合体して嘉島村となり,69年町制。緑川と支流加勢川にはさまれて沖積地が広く,米作を主とする。東部史跡井寺 (いでら) 古墳がある。国道 266号線が通じ 445号線を分岐する。面積 16.65km2人口 9547(2020)。

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