デジタル大辞泉
「御寝る」の意味・読み・例文・類語
お‐よ・る【▽御▽寝る】
[動ラ五(四)]《名詞「およる(御夜)」の動詞化》「寝る」の尊敬語。おやすみになる。
「今晩は酔った勢いでぐっすり―・りたいんですとさ」〈志賀・濁った頭〉
「御門はいづくに―・るぞ」〈増鏡・さしぐし〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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お‐よ・る【御寝】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「およる(御夜)」を動詞化した語 ) 「寝る」の尊敬語。おやすみになる。多く女性が用いる。およんなる。→おひるなる。
- [初出の実例]「月をも御覧ぜで、御よるなれば、この御ふみ参らするに及ばず」(出典:古今著聞集(1254)五)
- 「アノ、お前様(まへさん)、モウお寝(ヨ)りましたかエ」(出典:人情本・清談若緑(19C中)四)
御寝るの語誌
動詞として確立した中世後期には、敬意の高い女房詞として用いられ、近世初期に一般女性にも使用が広がる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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