御崎古墳(読み)みさきこふん

日本歴史地名大系 「御崎古墳」の解説

御崎古墳
みさきこふん

[現在地名]八代町竹居

あさ川扇状地の右岸扇央部、標高四三五メートル付近に立地する。古い時期の開墾などにより墳丘を削平されたためか、古墳の存在していたことすら不明であったが、昭和五四年(一九七九)農作業中に副葬品などが発見され、古墳の存在が確認された。古墳の規模は明確にならないが、開墾の際に石室の最下段の石積み残存が確認されており、それによると南東方に開口する横穴式石室をもつ小規模な円墳と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android