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東山道 とうさんどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

東山道
とうさんどう

律令時代の五畿七道の一つ。大宝1 (701) 年近江美濃,飛騨,信濃上野武蔵下野の7ヵ国の国府を連ねる街道を定め,東山道と称し,街道筋の国域を含めた行政区分にも利用。のち陸奥出羽の2国を加え,武蔵を東海道に移して8ヵ国とした。古くは山道とも称し畿内東国を結ぶ中央道宿駅の整備が進み,各駅には馬 10頭を常備して公用に利用。中世以降は東海道の裏街道的存在となった。近世中山道にあたる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

東山道

中央集権国家となった日本が国の支配体制を全国に及ぼすため、全国に東海東山北陸山陰山陽南海西海七つの道を整備した。東山道武蔵路は上野国府(群馬県)、下野国府(栃木県)間から分岐し、武蔵国府を結ぶ道だった。

(2010-05-28 朝日新聞 朝刊 多摩 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

とうさん‐どう〔‐ダウ〕【東山道】

五畿七道の一。東海道北陸道に挟まれた地帯で、現在の、中部関東東北の山地を中心とする地域。近江(おうみ)美濃飛騨信濃上野(こうずけ)下野(しもつけ)出羽陸奥(むつ)の8か国。明治元年(1868)陸奥・出羽が7か国に分かれ、13か国になった。また、これらの国々を結ぶ街道のことをもいう。とうせんどう。

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百科事典マイペディアの解説

東山道【とうさんどう】

五畿七道の一つ。畿内から北東方へ山間の諸国を連絡した道。近世のほぼ中山道(なかせんどう)に相当。またこれらの諸国をいい,8世紀初めまでは近江(おうみ)・美濃(みの)・飛騨(ひだ)・信濃(しなの)・上野(こうずけ)・武蔵(むさし)・下野(しもつけ)・陸奥(むつ)の8ヵ国。
→関連項目青墓宿足柄関板鼻駅・駅家近江国柏原宿株河駅黒田宿群馬[県]上野国信濃国下野国白河関墨俣川の戦世良田出羽国鳥居本番場宿飛騨国厩橋美濃国武蔵国陸奥国

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世界大百科事典 第2版の解説

とうさんどう【東山道】

古代の地方行政区画の七道(五畿七道)の一つ。本州の中央から東北にわたる地域。《西宮記》では〈ヤマノミチ〉〈東ノミチ〉などと読んでいる。《日本書紀》崇峻紀にみえる東山道は後の追記。ただ672年(天武1)の壬申の乱の記事に東山軍の名がみえ,685年に東山使者として石川虫名派遣がみえるので,東山道の成立を天武朝末年とみることができよう。《延喜式》では近江,美濃,飛驒,信濃,上野,下野,陸奥,出羽の8国が所属するが,所属国はたびたび変遷を示した。

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大辞林 第三版の解説

とうさんどう【東山道】

律令制における七道の一。近江・美濃・飛驒・信濃・上野・下野・陸奥・出羽の八国よりなる。およびそれらを連ねる幹線道路をいう。

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世界大百科事典内の東山道の言及

【駅伝制】より

…中央から辺境にのびる道路にそい,適当な間隔で人・馬・車などを常備した施設すなわち駅を置き,駅を伝わって往来する交通・通信の制度。世界史上,前近代に広大な地域を支配する中央集権国家が成立すると,外敵の侵入や国内の反乱に直ちに対処するばあいを含め,支配維持のために中央と地方とを常時連絡する手段が必要となり,さまざまな形態の駅伝が制度として定められるのが一般であった。このように駅伝制はもともと前近代における支配手段の一種であったから,国家の管理下に置かれて民間の自由な利用は許さないのが原則であり,また国家権力の解体とともに衰退していった。…

【奥州街道】より

…中世の陸奥の主要幹線道路。古代の陸奥国の幹線的官道は,下野国から白河関をこえて陸奥国に入り,陸奥国を縦に貫く道である(東山道)。そのコースは,中世にも〈奥大道〉などと呼ばれて,基本的に変わることなく受けつがれた。…

【信濃国】より

…現在の長野県。
【古代】
 東山道に属する上国(《延喜式》)。はじめ科野国と記されたが,713年(和銅6)の好字制により信濃国とされた。…

※「東山道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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