御得意(読み)オトクイ

デジタル大辞泉 「御得意」の意味・読み・例文・類語

お‐とくい【御得意】

その人が得意とする技芸などを敬意を込めて、また、丁寧にいう語。また、それをからかっていう語。「どういう歌がお得意ですか」「またお得意講釈が始まった」
その店の常連の客。ひいき。顧客。「店のお得意

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精選版 日本国語大辞典 「御得意」の意味・読み・例文・類語

お‐とくい【御得意】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. いつも取引をしている相手方
    1. [初出の実例]「おとくいの知行寺其外問屋方をありかせ」(出典:浮世草子・世間子息気質(1715)一)
  3. ( 形動 ) その人が熟練していてすぐれている事柄。最もすぐれていること。また、そのさま。得手。
    1. [初出の実例]「ピヤノ抔(など)はことにお得意」(出典:藪の鶯(1888)〈三宅花圃〉八)
  4. ( 形動 ) 結果に満足して誇らしげなこと。また、そのさま。

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