デジタル大辞泉 「御愛想」の意味・読み・例文・類語 お‐あいそ【▽御愛想】 《「おあいそう」とも》1 「愛想あいそ3㋐」に同じ。「お愛想を言う」「お愛想にあいさつだけして帰る」2 「愛想3㋒」に同じ。「おにいさん、お愛想」3 「愛想3㋑」の丁寧な言い方。「何のお愛想もできず失礼しました」 お‐あいそう〔‐アイサウ〕【▽御愛想】 ⇒おあいそ(御愛想) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御愛想」の意味・読み・例文・類語 お‐あいそ【御愛想】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語。「あいそう(愛想)」の丁寧語 )① 実のあるもてなしをすること。または、興を催すようなもてなしをすること。また、そのようなもてなし。→愛想。[初出の実例]「それでも、あんまりお愛想(アイソ)が無いやうで、気の毒なものぢゃわいな」(出典:歌舞伎・傾情吾嬬鑑(1788)四立)② 人の喜ぶようなことを言うこと。また、そのことば。あいそ。お世辞。[初出の実例]「『一度東京へ、お遊びに入らっしゃい』と、重吉はお愛想を言った」(出典:泥人形(1911)〈正宗白鳥〉八)③ ( ━する ) 飲食店などで勘定をすること。また、勘定書。会計。勘定。あいそ。[初出の実例]「前茶屋の大口が焼き上って、二階の客にも十二組までお愛そ(勘定の事)を済ましたので」(出典:鱧の皮(1914)〈上司小剣〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例