御手玉(読み)オテダマ

デジタル大辞泉 「御手玉」の意味・読み・例文・類語

お‐てだま【御手玉】

小さな布袋小豆などを入れた玩具。これを数個、歌に合わせて投げ上げたり、受けたりして遊ぶ。また、その遊戯。→石子いしなご
野球で、ボールをしっかりとグラブに収められずに一、二度はじくこと。ジャッグル

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精選版 日本国語大辞典 「御手玉」の意味・読み・例文・類語

お‐てだま【御手玉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語江戸時代に江戸を中心として生じた語 )
  2. 遊戯の一種。小豆などを入れて作った小さな布袋を幾つか持って、投げ受けする遊び。また、その布袋。
    1. 御手玉<b>①</b>〈吾妻余波〉
      御手玉〈吾妻余波〉
    2. [初出の実例]「数も七色お手玉の替り裁」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)五)
  3. ( で遊ぶときのように ) 物を投げては受け、投げては受けすること。
    1. [初出の実例]「寝ながら、舞扇のお手玉して千鳥に投げて遊ぶのであった」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉一四)
  4. 野球で、ボールを処理するとき、しっかり捕球できずに、手またはグラブ等の中で何度か弾ませること。ジャッグル。ハンブル

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