石子(読み)イシコ

デジタル大辞泉の解説

いし‐こ【石子】

小石。いしころ。〈和英語林集成
《「いしご」とも》碁石。
石工(いしく)。

いし‐なご【石子】

女児の遊戯の一。石をまき、その中の一つを投げ上げておいて、下の石を拾い、落ちてくる石をつかみ取って、順に拾い尽くす遊び。お手玉などの原型石な取り石投げ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

いし‐こ【石子】

〘名〙
① 石のかけら。小石いしころ。いしくれ。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
② (「いしご」とも) 碁石
※雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「忽ち唐紙外れて枰上に倒れ、石子(イシゴ)バラバラと席上に散乱す」
※狂言歌謡・石河(鷺小舞)(室町末‐近世初)「石河(いしこ)藤五良殿は、石を引るの」

いし‐なご【石子】

〘名〙 (「いしなこ」とも)
① 古くから女児の間に行なわれていた遊戯の一種。いくつかの小石をまき、その中の一つを投げ上げて落ちないうちに、まいた石とともに取り、早く拾いつくしたものを勝ちとするもの。現在のお手玉に似た遊び。いしどり。いしなごとり。いしなどり。いしなげ。いしなんご。
※聞書集(12C後)「いしなごの玉の落ちくるほどなさに過ぐる月日はかはりやはする」
② 石。小石。
※俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)何力第七「なみすさましく何おとりけん 川原とはいへと石なこなき物を」
[語誌](1)鎌倉時代には一般化した遊びとみられるが、地域によっては、小石以外にも、木の実や貝殻の類を用いたり、近世期以降、布に小豆や小石、もみ殻などを入れたものを用いたりするようになる。
(2)遊具の変化と共に遊び方も多様化し、それに伴って様々な呼び方がなされる。近世の江戸を中心とした名称としては、「手玉」がかなり一般的で、現在、全国的な通称となっている。
(3)現在も「いしなご」を使用する地域には、九州・四国地方、近畿・中部地方の一部や東北地方南部などがある。

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