御推文字(読み)ゴスイモジ

デジタル大辞泉 「御推文字」の意味・読み・例文・類語

ごすい‐もじ【御推文字】

《「御推量」などの略に「文字」を添えた語》「御推量」「御推察」をいう女性語
「皆々様―被下度くだされたくそろ」〈紅葉・二人女房〉

お‐すいもじ【御推文字】

《「すいもじ」は「推察」などの後半を略したものに「文字」を添えた語》「御推察」の意の女性語。
「まだ男の肌を知らないごくおぼこなお嬢さんを、跡は言はずと―さ」〈伎・三題噺魚屋茶碗

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精選版 日本国語大辞典 「御推文字」の意味・読み・例文・類語

ごすい‐もじ【御推文字】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語。「ごすいりょう」の略に「文字」を添えた語 ) 「御推量」をいう女性語。おすいもじ。
    1. [初出の実例]「悋気しらるる身の辛さ、御推(スイ)もしと、ひんとする」(出典:浄瑠璃・丹生山田青海剣(1738)道行)

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