デジタル大辞泉
「御本手」の意味・読み・例文・類語
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ごほん‐て【御本手】
〘名〙
① (「ごほんで」とも)
桃山時代から江戸初期にかけて、日本から
茶碗などの
見本を送り、
朝鮮で焼かせた
陶器。灰ねずみ色の素地に淡紅色の
斑点のあるものを
特色とし、茶碗のほかに鉢、皿、
香炉などがある。御本。
※
随筆・嘉良喜随筆(1750頃)一「
高麗茶碗の内に
井戸は至極の物也。〈略〉此外にかさ手、御本手、御蔵手と云もあり」
※万金産業袋(1732)四「桟留島〈略〉赤糸入の立てじまを、俗に奥島といへり。是御本手と云ふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報