御湯神社(読み)みゆじんじや

日本歴史地名大系 「御湯神社」の解説

御湯神社
みゆじんじや

[現在地名]岩美町岩井

岩井いわい集落から蒲生がもう川を隔てた北東山腹鎮座祭神は大己貴命・御井神・八上姫命・猿田彦命で、旧郷社。「延喜式」神名帳に載る巨濃この郡九座のうち「御湯ミユノ神社」に比定される。江戸時代は伊勢宮と称したが、古くは大野おおのノ宮と称したという(因幡志)。現存する棟札に文久元年(一八六一)が創建一千五〇年にあたると記されている。紀念祭は翌々年神主の渡辺氏が宿内から銀四〇〇匁を預かり諸事引請けとして三昼夜にわたり執行、この間には夜に芝居を興行した(山本家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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