御田神社(読み)みたじんじや

日本歴史地名大系 「御田神社」の解説

御田神社
みたじんじや

[現在地名]氷見市仏生寺

寺中じちゆうといわれる仏生寺ぶつしようじ村本村集落の中央、ミヤノヤチとよばれる丘陵の麓にある。祭神は大年神・御年神・伊邪那岐命・誉田別命、ほか一柱。旧郷社。「三代実録」貞観九年(八六七)一〇月五日条に「御田神」とみえ、従五位上への、元慶三年(八七九)二月八日条には正五位下への昇叙記事がみえる。「越中国式内等旧社記」には「南条保仏生寺村鎮座、祭神保食神、今称白山権現、邑民称八千堂、或長谷堂」とする。別当寺として仏生寺(廃絶)が奉仕した。天文一五年(一五四六)三月に新蔵人某織綱がこの金鶏山白山社に禁制を下している(「新蔵人織綱禁制」遺編類纂所収御田神社文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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