御祈奉行(読み)オイノリブギョウ

デジタル大辞泉 「御祈奉行」の意味・読み・例文・類語

おいのり‐ぶぎょう〔‐ブギヤウ〕【御祈奉行】

鎌倉幕府室町幕府臨時の職。陰陽家僧侶に、将軍家疾病怪異天災などを払う祈祷きとうをさせた。祈奉行。

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精選版 日本国語大辞典 「御祈奉行」の意味・読み・例文・類語

おいのり‐ぶぎょう‥ブギャウ【御祈奉行】

  1. 〘 名詞 〙 鎌倉・室町幕府職名祈祷のことをつかさどる臨時の職。幕府は疾病、怪異等の異事あるとき、陰陽家、仏家等に祈祷させた。祈奉行。
    1. [初出の実例]「入寺以前広橋中納言来臨。折紙随身。御祈奉行事被仰出、祝着云々」(出典満済准后日記‐永享三年(1431)八月五日)

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