御簡(読み)ミフダ

デジタル大辞泉 「御簡」の意味・読み・例文・類語

み‐ふだ【簡】

日給にっきゅうふだを尊んでいう語。
「つひに―削られ、つかさも取られて」〈須磨

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精選版 日本国語大辞典 「御簡」の意味・読み・例文・類語

み‐ふだ【御簡】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 ) 公家制度で、昇殿を許され宮中殿上の間に出仕する者の姓名を記した木簡日給の簡(ふだ)を尊んでいう語。
    1. [初出の実例]「つゐにみふだ削られ、つかさも取られてはしたなければ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)

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