日給(読み)ニッキュウ

デジタル大辞泉 「日給」の意味・読み・例文・類語

にっ‐きゅう〔‐キフ〕【日給】

1日につきいくらと定めた給料
清涼殿殿上てんじょうの間出仕すること。当直の日のつとめ。
[類語]年俸月給週給時給

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精選版 日本国語大辞典 「日給」の意味・読み・例文・類語

にっ‐きゅう‥キフ【日給】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 平安時代以降、宮中殿上人の出仕を記録すること。その日の未(ひつじ)の時までに、日給の簡(ふだ)に記された自分の名のところに出勤のしるしとして放紙(はなちがみ)を貼った。ひだまい。にきゅう。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「束帯にて殿上の日給にはあふべき由、起請有りけるに」(出典:古今著聞集(1254)三)
  3. にっきゅう(日給)の簡」の略。
  4. 一日を単位として定めた給料。週給や月給などに対していう。日当
    1. [初出の実例]「伍長や司令方にでも見立られる様になれば、日給(キウ)の外に月給を賜り」(出典開化入口(1873‐74)〈横河秋濤〉四)

ひ‐だまい‥だまひ【日給】

  1. 〘 名詞 〙
  2. にっきゅう(日給)
  3. ひだまい(日給)の簡」の略。

に‐きゅう‥キフ【日給】

  1. 〘 名詞 〙にっきゅう(日給)

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普及版 字通 「日給」の読み・字形・画数・意味

【日給】につきゆう

毎日の支給

字通「日」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の日給の言及

【賃金形態】より

…その形態には二つの基本形態がある。その一つは〈時間賃金〉と呼ばれるもので,時給,日給,週給,月給など,時間賃(金)率と労働時間数を支払基準とする賃金形態である。 もう一つは〈個数賃金〉と呼ばれるもので,出来高給,能率給,業績給など,個数賃率(単価)と出来高量を支払基準とする賃金形態である。…

※「日給」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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