御草(読み)みくさ

精選版 日本国語大辞典 「御草」の意味・読み・例文・類語

み‐くさ【御草】

〘名〙 (「み」は接頭語) 草の美称。特に、屋根を葺(ふ)くススキ、カヤなど。真草(まくさ)
万葉(8C後)一・七「秋の野の美草(ミくさ)刈り葺き宿れりし宇治の宮処(みやこ)かりいほし思ほゆ」

お‐ぞう ‥ザウ【御草】

〘名〙 (「お」は接頭語。「ぞう」は「草履取り」の略) 武家主人はきものを持ってお供をする下男。ぞうりとり。
※雑俳・柳多留‐八(1773)「御新造ははやった人と御ぞういひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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