真草(読み)マクサ

精選版 日本国語大辞典 「真草」の意味・読み・例文・類語

しん‐そう‥サウ【真草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 楷書と草書。
    1. [初出の実例]「真草両様に書きて奉るべき由、勅定有りければ」(出典:古今著聞集(1254)七)
  3. まじめな態度とくだけた態度。
    1. [初出の実例]「ほめらるるにも、しんにほむると、わらふて、さうにほむるとあるべし、是しん、さうのほめやうなり」(出典:わらんべ草(1660)四)
    2. [その他の文献]〔庾肩吾‐書品論〕
  4. ほんものの草書。〔顔氏家訓‐雑芸篇〕

ま‐くさ【真草】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ま」は接頭語 ) 草の美称。特に、屋根をふくのに用いる薄(すすき)、萱(かや)など。
    1. [初出の実例]「真草(まくさ)刈る荒野にはあれどもみち葉の過ぎにし君がかたみとそ来し」(出典万葉集(8C後)一・四七)

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