日本歴史地名大系 「御野場」の解説 御野場おのば 秋田県:秋田市四ッ小屋地区四ッ小屋村御野場[現在地名]秋田市四ッ小屋字御野場四ッ小屋(よつごや)村と雄物川の間一帯をさし、藩主の鷹狩場であった。天明(一七八一―八九)の飢饉、寛政四年(一七九二)の江戸での普請手伝、さらに文化四年(一八〇七)の松前出兵も重なり、藩財政は苦しく、財政難打開の一策として御野場の開発が進められる。これについては文化八―一四年の「四ツ小屋方御記録」(秋田県庁蔵)によれば「下境村郷士高橋武左衛門開発注進申出候ニ付」として、天明二年四ッ小屋の開墾に着手した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by