御馳走様(読み)ゴチソウサマ

デジタル大辞泉 「御馳走様」の意味・読み・例文・類語

ごちそう‐さま【御×馳走様】

[感]
ごちそうになった礼に述べるあいさつの語。
男女の仲のいいさま、のろけなどを見せつけられたりしたときなどに言う、皮肉を込めたりからかったりするあいさつの語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御馳走様」の意味・読み・例文・類語

ごちそう‐さま【御馳走様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「さま」は接尾語 )
  2. 馳走になった者が礼としていう言葉。多くは食事のあとの挨拶(あいさつ)にいう。
    1. [初出の実例]「其節はいろいろ御馳走(ゴチサウ)さまになりまして」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
  3. 男女の仲むつまじい様子をみせつけられたとき、その男女に対して、からかっていう語。
    1. [初出の実例]「『仡度(きっと)睡らずに待ってゐるだらうと思ひますから』『おや、御馳走(ゴチソウサマ)〈略〉』」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む