日本歴史地名大系 「徳栄寺」の解説 徳栄寺とくえいじ 石川県:金沢市金沢城下第二連区新竪町徳栄寺[現在地名]金沢市新竪町三丁目大悲山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。貞享二年寺社由緒書上によると元和五年(一六一九)尊勝の建立。創建時は茶屋(ちやや)町にあったが同七年現在地に移転、居屋敷は地子地であったという。一方、寺院明細帳は開基は栄空で創立は寛正元年(一四六〇)とする。また「金沢古蹟志」も開基を最静(栄空)とし、最静はもと河北(かほく)郡大衆免の般若(だいじゆめのはんにや)院住僧であったが、寛正元年本願寺蓮如の弟子となり、名を栄空と改め同年般若院を徳仁寺と改号。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報