精選版 日本国語大辞典 「心に染む」の意味・読み・例文・類語
こころ【心】 に 染(し)む
[一] (「染む」が自動詞四段活用の場合) 心に深く刻みこまれて離れない。深く心に感じる。印象にしみじみと焼きつく。
[二] (「染む」が他動詞下二段活用の場合) 心を傾ける。思いつめる。執心する。
[補注](二)は「占(し)む」をあてる説もある。
こころ【心】 に 染(そ)む
[一] (「染む」が自動詞四段活用の場合) 気に入る。意にかなう。強く心が引かれる。
※詞花(1151頃)春・一九「白雲はたち隔つれど紅のうす花桜こころにぞそむ〈藤原師実〉」
[二] (「染む」が他動詞下二段活用の場合) 深く心を寄せる。執心する。
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