志斐公麻呂(読み)しひのきみまろ

朝日日本歴史人物事典 「志斐公麻呂」の解説

志斐公麻呂

没年:没年不詳(没年不詳)
生年天平9(737)
奈良時代仏工。『正倉院文書』には,天平宝字6(762)年に造石山院所の仏工となり,未選,労六歳,年二十六,左京九条三坊の人と記される。己智帯成指導もと,石山寺本尊である塑造の丈六観音像および6尺神王像2体の制作に従事した。

(浅井和春)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「志斐公麻呂」の解説

志斐公麻呂 しひの-きみまろ

737-? 奈良時代の仏師
天平(てんぴょう)9年生まれ。奈良左京の人。天平宝字5年(761)から6年にかけ,己智帯成(こちの-おびなり)の指揮近江(おうみ)(滋賀県)石山寺の本尊である丈六観音塑像および神王像の制作にあたった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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