志津川町村(読み)しつかわまちむら

日本歴史地名大系 「志津川町村」の解説

志津川町村
しつかわまちむら

[現在地名]重信町志津川

重信川右岸、扇状地上に展開する農村。乏水地帯であり、隣接する樋口ひのくち西之岡にしのおかと協力して重信川の用水を管理し、溜池を数多く築造してきた。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)久米くめ郡の項に「志津川村 日損所、松林有」とみえ、村高四一八石九斗七升、うち田三九七石五升、畑二一石九斗二升とある。天保郷帳に志津川町村四九九石五斗五升九合とあるのは、讃岐道沿いに町並がつくられ開発の進んだことを示すものであろうか、あるいは「志津川村入作」と区別するための名称かもしれない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む