応力-歪曲線(読み)おうりょくひずみきょくせん

最新 地学事典 「応力-歪曲線」の解説

おうりょくひずみきょくせん
応力-歪曲線

stress- strain curve

物体の強度や変形特性などを調べる目的で行われる力学的な試験の結果を,同一時刻ごとに測定された応力と歪みとの関係で示した曲線。物質のレオロジー的性質を調べる際,最も基本的な基準になるもので,ふつう,縦軸に応力,横軸に歪み(%)をとった直交座標を用いて表現される。延性物質についての応力-歪み曲線は,応力の小さいうちは弾性変形の特徴である直線関係を示すが,弾性限界を超えてからは塑性変形が始まるため,緩やかな勾配の曲線となり,応力最大の点を過ぎると曲線は下向きとなって,やがて破壊に至るのが普通。一方,脆性物質では,弾性比例限界に達する前に破壊が起こるため,応力-歪み曲線は直線の部分しかもたないことになる。岩石はふつう後者に属するが,高温・高封圧・低歪み速度などの条件がいくつか重なると延性物質の特徴を示す。また,同一の岩石についても上に挙げた条件や外力の性質によって異なった形の曲線が得られる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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