忠厚(読み)ちゅうこう

精選版 日本国語大辞典 「忠厚」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐こう【忠厚】

〘名〙 (形動) まめやかで情があついこと。誠実で人情にあついこと。また、そのさま。
※本朝文粋(1060頃)二・意見十二箇条〈三善清行〉「国俗敦庬。民風忠厚。軽賦税之料。疎徴発之役
史記抄(1477)一五「取舎は事のさしひきをよく知たぞ。忠厚な処はないものぞ」 〔詩経大雅・行葦序〕

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普及版 字通 「忠厚」の読み・字形・画数・意味

【忠厚】ちゆうこう

真心があり、手厚い。〔子、礼論〕禮なるは、生死を治むるになり。~故に生に事(つか)へて忠厚ならず、ならざる、之れを野(や)と謂ふ。死をりて忠厚ならず、ならざる、之れを瘠(せき)と謂ふ。君子は野を賤しみ、瘠を羞(は)づ。

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