日本歴史地名大系 「忠縄村」の解説 忠縄村ただなわむら 石川県:金沢市旧河北郡地区忠縄村[現在地名]金沢市忠縄町才田(さいだ)村の南、森下(もりもと)川左岸、同川が平野部に出て北に大きく蛇行する屈曲部に位置。江戸時代前期には森下川は真っすぐ当村の南端を通り、大場(おおば)・八田(はつた)両村境を流れていたため(正保国絵図)、旧森下川と新森下川に挟まれた三角洲の頂点に立地。地名の由来も忠縄手(畷)を略したものと考えられる(河北郡誌)。「天文日記」天文一八年(一五四九)五月六日条に、加州直参の「忠縄浄祐」が本願寺に上山して三十日番衆の当番を勤めたことがみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by