怖震ふ(読み)ウゾブルウ

デジタル大辞泉 「怖震ふ」の意味・読み・例文・類語

うぞ‐ぶる・う〔‐ぶるふ〕【怖震ふ】

[動ハ四]《「うぞ」は「おぞ」の音変化》恐ろしさに身震いする。
下女もうろたへ、小菊を囲うて―・ふ」〈浄・油地獄

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精選版 日本国語大辞典 「怖震ふ」の意味・読み・例文・類語

うぞ‐ぶる・う‥ぶるふ【怖震】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うぞ」は「おぞ」の変化したものという ) 恐ろしさのためにぶるぶる震える。恐れおののく。おどふるう。
    1. [初出の実例]「下部(しもべ)共、衣裳を剥(は)いで振袖の、汚れし綿衣(めんえ)に着せ換ゆれば、さしも美形清十郎山田案山子(かがし)とうぞぶるひ」(出典浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中)

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