ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「性信親王」の意味・わかりやすい解説
性信親王
しょうしんしんのう
[没]応徳2(1085).9.27. 京都
三条天皇の第4皇子。母は贈太政大臣済時の娘,皇后藤原 娍子 (せいし) 。寛弘8 (1011) 年親王宣下,師明と称した。寛仁2 (18) 年仁和寺に入り出家,法名は性信。朝廷の信任厚く孔雀経法,薬師法などを修し,後三条上皇出家の戒師をつとめた。永保3 (83) 年二品に叙せられ三宮に准じられた。仁和寺において僧俗を会して和漢を談じ詩歌を賦することを楽しみとした。
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