性毛(読み)セイモウ

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精選版 日本国語大辞典 「性毛」の意味・読み・例文・類語

せい‐もう【性毛】

  1. 〘 名詞 〙 陰部に生える毛。陰毛。恥毛。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「性毛」の意味・わかりやすい解説

性毛
せいもう

体毛のうち、第二次性徴として思春期になって生えてくる毛をいうが、ホルモンの作用によるため、生えるスピードはかなり速い。性毛には、腋毛(えきもう)(わきげ)、須毛(しゅもう)(ひげあごひげをさす)、陰毛(かくしげ)などがある。性毛は一般に太くて長く、色調頭髪よりも赤みを帯びる傾向がある。須毛は放置すると30~50センチメートルにも伸びる。陰毛の色調や恥丘部分の生え際の形には性差、個人差があるほか、人種差もみられる。陰毛の生え方をみると、男性では臍部(さいぶ)(へそ)を頂点にして菱(ひし)形を呈し、女性では逆三角形を呈している。性毛の横断面の形は、人種や生えている部位によっても異なるが、須毛は円形あるいは三角形、陰毛は腎臓(じんぞう)形あるいは三角形などである。また、この形は毛の縮れにも関係するが、日本人では腋毛や陰毛は多少縮れているのが普通とされている。しかし、20歳以下の女性では直毛が多く、年齢とともに縮れるといわれる。なお、須毛も一般には軽く彎曲(わんきょく)している。

[嶋井和世]

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