恒星日(読み)コウセイジツ(その他表記)sidereal day

デジタル大辞泉 「恒星日」の意味・読み・例文・類語

こうせい‐じつ【恒星日】

春分点が、ある地点南中してから再び南中するまでの時間。春分点に対する地球自転周期で、23時56分4.091秒。

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精選版 日本国語大辞典 「恒星日」の意味・読み・例文・類語

こうせい‐じつ【恒星日】

  1. 〘 名詞 〙 地球が春分点に対して一回自転するのに要する平均時間。二三時五六分四・〇九一秒。星日。〔遠西観象図説(1823)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「恒星日」の意味・わかりやすい解説

恒星日 (こうせいじつ)
sidereal day

平均春分点に対する地球の自転周期をいう。地球の上で観測すれば,平均春分点が相次いで2度南中する間の時間である。平均恒星日というのが正しい。0.99726957日,あるいは23時間56分4.0905秒である。春分点が歳差によって天の赤道上を西から東に46秒/年の速さで移動するので,恒星日は地球が360度回転する真の自転周期より0.008秒だけ短いことになる。平均春分点でなく,章動項を含む刻々の春分点に対するものを視恒星日という。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「恒星日」の意味・わかりやすい解説

恒星日
こうせいじつ
sidereal day

春分点が南中してから再び南中するまでの時間,もしくは春分点の南中をもって数えられる日数太陽が黄道上を順行するため,平均太陽日よりわずかに短く,23時間 56分 4.09秒となる。厳密にいえば春分点が逆行するため,地球の恒星天に対する1自転よりもさらに 0.009秒だけ短い。

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百科事典マイペディア 「恒星日」の意味・わかりやすい解説

恒星日【こうせいじつ】

春分点が子午線を通過してから再び通過するまでの時間。平均太陽時で23時間56分4.0905秒(0.99727平均太陽日)。春分点に対する地球の自転周期で,春分点は歳差により黄道上を少しずつ後退するから,地球の恒星に対する自転周期より0.008秒短い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「恒星日」の意味・わかりやすい解説

恒星日
こうせいじつ

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