日本歴史地名大系 「恵庭町」の解説 恵庭町えにわちよう 北海道:石狩支庁恵庭市恵庭町昭和二六年(一九五一)から同四五年まで存続した町。千歳郡恵庭村が同二六年七月に町制を施行して成立。当初は漁村(いざりむら)・島松村(しままつむら)の二大字であったが、同三五年から同四〇年にかけ大字を廃止して二三町・一八字を設置した。同三六年に広島(ひろしま)村(現北広島市)の字島松・字南の里(みなみのさと)の一部を編入。昭和二五年八月に柏木(かしわぎ)地区に警察予備隊が駐屯し、誘致が実現して同二七年一二月に現陸上自衛隊島松駐屯地および北海道地区補給処・南恵庭駐屯地が設置された(恵庭市史)。これ以降自衛隊基地の町としての性格が強まった。同三〇年の産業別人口は公務五千四五九人、農業一千一五五人、卸売・小売業一千八四人となっており、公務は自衛隊員が多くを占めていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by