

(べん)+心。
は獣爪の象。獣掌を示す番(膰)は、
に掌を田の形にして加えたものである。心は心臓の象形。〔説文〕二上に「詳盡なり」と訓し、同じく
に従う
(しん)にも「悉なり」と訓する。
・審は獣掌を以て宗
に供える意で、その肉あるものを膰という。犠牲はその毛色・角皮・
爪に至るまで、損傷がないことを確かめて用いたので、それより詳審の意となった。心臓を供することを
(寧)といい、臓器の完全なものも、神意を安んずるものとされた。悉は獣爪の
と、心臓の象に従い、獣爪を以て内臓を披き取る意であろう。
など二字を収めるが、ほとんど用例のない字である。
sieと声近く、みな
尽(しじん)の意がある。声義の近い語であろう。
悉・委悉・該悉・究悉・具悉・厳悉・実悉・熟悉・昭悉・詳悉・審悉・精悉・繊悉・綜悉・知悉・備悉・不悉・明悉出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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