悪世(読み)アクセ

精選版 日本国語大辞典 「悪世」の意味・読み・例文・類語

あく‐せ【悪世】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「世」は時間的・空間的双方の意に用いる )
  2. 悪い世。悪事の行なわれる世の中。仏法の衰えた時代。特に、末法の世についていう。末世。悪世界。
    1. [初出の実例]「末劫衆生。化登浄土。五濁悪世。還為」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. 「さこそ、おぼし離れたれど、なほ、このあくせに生れ給にければにや」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)
    3. [その他の文献]〔阿彌陀経〕
  3. 悪い宿世(すくせ)前世からの悪い巡り合わせ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む