悲喜交交(読み)ヒキコモゴモ

デジタル大辞泉 「悲喜交交」の意味・読み・例文・類語

悲喜ひき交交こもごも

悲しいこととうれしいことを、代わる代わる味わうこと。「悲喜交交いたる」
[補説]一人人間が喜びと悲しみを味わうことであり、「悲喜交々の当落発表」のように「喜ぶ人と悲しむ人が入り乱れる」の意で使うのは誤り。文化庁が発表した令和5年度「国語に関する世論調査」では、本来意味とされる「悲しみと喜びを次々に味わうこと」で使う人が43.4パーセント、本来の意味ではない「悲しむ人と喜ぶ人が様々にいること」で使う人が49.7パーセントという逆転した結果が出ている。
[類語]一喜一憂哀歓悲喜万感泣き笑い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 世論調査 国語

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む