一喜一憂(読み)イッキイチユウ

デジタル大辞泉 「一喜一憂」の意味・読み・例文・類語

いっき‐いちゆう〔‐イチイウ〕【一喜一憂】

[名](スル)状況変化に応じて、喜んだり心配したりすること。「試合途中経過の報に一喜一憂する」
[類語]哀歓悲喜悲喜交交万感泣き笑い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一喜一憂」の意味・読み・例文・類語

いっき‐いちゆう‥イチイウ【一喜一憂】

  1. 〘 名詞 〙 喜びと心配とが交互に訪れること。状況の変化につれて喜んだり心配したりすること。
    1. [初出の実例]「其勝敗の際に臨み迭(かたみ)に一喜一憂(いっキいちイウ)あるも」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一一)
    2. [その他の文献]〔道徳指帰論‐名神孰親〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「一喜一憂」の解説

一喜一憂

喜びと心配とが交互に訪れること。情況が変わるたびに喜んだり心配したりして、落ち着かないこと。

[活用] ―する。

[使用例] われらごときものの一喜一憂は無意味と言わん程に勢力のないという事実に[夏目漱石*思ひ出す事など|1910~11]

[使用例] どのような生涯を送ってみても、空しい、ばかげた幻影のために一喜一憂し、同じことを毎日繰りかえしている[辻邦生廻廊にて|1963]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android