情報の経済学(読み)じょうほうのけいざいがく(その他表記)economics of information

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「情報の経済学」の意味・わかりやすい解説

情報の経済学
じょうほうのけいざいがく
economics of information

ミクロ経済学の応用分野。ゲームの理論に基づく分析が有効とされる。情報は不完全であり,それぞれの経済主体に不均等に保有され,新しい情報を得るためにはある程度費用が必要であるという認識に基づいており,情報が不完全であったり個人間で非対称であるときに (1) 各経済主体はどのように行動し,どのような問題が生じるのか,(2) 市場は情報の不完全性によって生じた問題にどう対処できるか,(3) 市場が対応できないときにはどのような制度が必要か,などを分析する。情報の経済学は,特にいわゆるレモン市場の情報の非対称性が分析されてから急速に発展し,そのような市場では悪貨が良貨を駆逐する逆選択や,経済主体の道徳低下により経済状態が悪化するモラル・ハザードが生じるが,それらに対しては情報を正しく開示せざるを得ない自己選抜メカニズムを制度化すればよいことが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 理論

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む