惚気る(読み)ノロケル

デジタル大辞泉 「惚気る」の意味・読み・例文・類語

のろ・ける【×惚気る】

[動カ下一]
自分配偶者恋人などとの仲を人前で得意になって話す。「手放しで―・ける」
色情におぼれる。女性にひかれて甘くなる。
豊後師匠にひどく―・けて、おれに取り持ってくれろと」〈滑・八笑人・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「惚気る」の意味・読み・例文・類語

のろ・ける【惚気】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
  2. 色情におぼれる。女にまいる。女にひかれて甘くなる。
    1. [初出の実例]「間がな透がなお縁さんの傍へ倚て、のろけた顔を見なナ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)
  3. 自分と妻や夫、または恋人に関することをいい気になって話す。妻や夫、または恋人を自慢する。
    1. [初出の実例]「おめへがあんまりのろけるから、よだれをたらすかとおもってサ」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)後)

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