惟宗直宗(読み)これむねの なおむね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「惟宗直宗」の解説

惟宗直宗 これむねの-なおむね

?-? 平安時代前期の官吏
讃岐(さぬき)(香川県)の人。元慶(がんぎょう)元年(877)弟直本(なおもと)らとともに本籍を京都にうつし,7年秦公(はたのきみ)をあらため,惟宗朝臣(あそん)の氏姓をあたえられる。勘解由(かげゆ)次官などを歴任。明法(みょうぼう)博士をつとめ,仁和(にんな)4年(888)阿衡(あこう)事件に関する橘広相(ひろみ)の罪名の勘文(かんもん)を奏上した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の惟宗直宗の言及

【惟宗氏】より

…平安時代,明法道(律令学)を家業とし,著名な明法家が輩出した氏族。もと秦公(はたのきみ)姓で,讃岐国香川郡を本貫地とし,秦始皇帝12世の孫功満王の子融通王の苗裔と称する渡来系氏族。9世紀なかばに平安京に貫を移し,883年(元慶7),同族の秦宿禰,秦忌寸とともに惟宗朝臣となる。直宗(なおむね)・直本(なおもと)の兄弟があいついで明法博士に任じて以後,直宗の子と推定される善経(よしつね),直本の子公方(きんかた),公方の子と推定される致明(ゆきあき)・公平(きんひら),致明の子とみられる允亮(ただすけ)・允政(允正)(ただまさ)・輔政(すけまさ)など,いずれも家学を伝える。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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