罪名(読み)ザイメイ

デジタル大辞泉 「罪名」の意味・読み・例文・類語

ざい‐めい【罪名】

殺人罪放火罪のように、犯罪種類を表す名称
その罪を犯したといううわさ。「罪名をすすぐ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「罪名」の意味・読み・例文・類語

ざい‐めい【罪名】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 犯罪の名称。殺人罪、放火罪、偽証罪窃盗罪の類。
    1. [初出の実例]「凡和姦本条、無婦女罪名者、与男子同、強者婦女不坐」(出典:律(718)逸文・雑・和姦無婦女罪名条)
    2. 「父順徳が叛逆の罪名(ザイメイ)を削られ」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐明帝記〕
  3. 罪があるといううわさ。
    1. [初出の実例]「縦ひ八虐の犯ありて五刑の法を行はるるとも、罪名(サイメイ)に及ずして、忽に繋索せられんや」(出典:源平盛衰記(14C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android