惻惻(読み)ソクソク

デジタル大辞泉 「惻惻」の意味・読み・例文・類語

そく‐そく【××惻】

[ト・タル][文][形動タリ]悲しみいたむさま。身にしみていたましく感じるさま。
遺命した父の―たる言葉は」〈中島敦李陵

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精選版 日本国語大辞典 「惻惻」の意味・読み・例文・類語

そく‐そく【惻惻】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. あわれみ悲しむさま。身にしみて感じるさま。
    1. [初出の実例]「其言惻々として人を動かす」(出典:長塚節歌集(1917)〈長塚節〉明治三八年)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐張伝〕
  3. 寒さなどの身にしむさま。〔韓偓‐夜深詩〕

しょく‐しょく【惻惻】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙そくそく(惻惻)

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普及版 字通 「惻惻」の読み・字形・画数・意味

【惻惻】そくそく

悲しみ傷む。唐・杜甫〔李白夢む、二首、一〕詩 死別、已に聲をむ 生別、常に惻惻たり 江南(しゃうれい)(悪)の地 客(李白を指す)、息無し

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