意味記憶(読み)イミキオク(その他表記)semantic memory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「意味記憶」の意味・わかりやすい解説

意味記憶
いみきおく
semantic memory

心理学用語。特定場所や時間に関係せず,物事の意味を表わす一般的な知識・情報についての記憶。たとえば「地球は1年で太陽のまわりを一周する」といった情報の記憶がこれにあたる。それに対して,個人的な経験や思い出のように,いつ,どこで,どんなことがあったか,といった出来事についての記憶を「エピソード記憶」という。たとえば「きょう,学校でテストがあった」というような記憶がこれにあたる。 E.タルビングは,記憶情報の内容やその処理過程の相違を指摘し,これら2つの記憶概念を提唱した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む