日本歴史地名大系 「意宇郡」の解説
意宇郡
おうぐん
- 島根県:出雲国
- 意宇郡
県の北東部に位置し、北西部は宍道湖に面する。北東の中海の中央部には
〔古代〕
「出雲国風土記」の意宇郡の郡名伝承に八束水臣津野命が国引きを終えたのち、「意宇杜に御杖衝き立てて、「意恵」と詔りたまひき。故、意宇と云ふ」とみえ、「和名抄」東急本国郡部は「於宇」と訓ずる。「日本書紀」斉明天皇五年(六五九)是歳条に出雲国「於友郡」、「万葉集」には「飫宇」とある。また平城宮跡出土木簡には「出雲国意宇郡飯梨郷中男作物海藻三斤籠重漆両 天平勝宝七歳十月」とみえる。風土記には当郡に
意宇郡家から東の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報